eSIMとは? eSIM体験記 vol1 ~申込み・設定編~
最近は海外旅行の際に海外用SIMカードを選択する人が増えてきているようです。
SIMカードは文字通り、電話番号情報が記録された物理的なカードをスマートフォンに差し込んで利用するものですが、eSIMはこれを必要としないある意味次世代のサービスと言えます。
eSIMとはEmbedded SIMの略で、Embeddedとは「埋め込み」という意味。事前にSIMロック解除をした後、オンラインでの申込みなどで手続きをすることで、物理的なSIMカードの差し込みをしなくても通信が利用できるようになります。
どういう人におススメかというと、小さいSIMカードの交換などが面倒でWEBやアプリ上で各種申込みや情報登録が難なくできる方です。SIMカードの交換は小さいSIMカードを小さいトレイにカードの裏表や向きを確認の上載せてからスマートフォン本体に格納するという細かい作業が必要です。
これを煩わしい、面倒くさいと感じる方は物理的なSIMカードは選択肢から外した方が良いです。
今回はiPhoneXRでeSIMサービスの一つを実際に使用してみたので、画面も含めて紹介していきます。
CONTENTS INDEX
eSIMの申込みについて
まず申込み。
初めての方は新規アカウント登録が必要です。
その後、プランの購入の前に目的地を設定します。
目的地をアメリカ設定すると、プランが絞られます。
今回は「North America」を選択しました。
期間と容量によって料金が変わります。
長くかつ大容量のプランを選択した方が割安になるようです。一般的な旅行だと1日もしくは15日プランを選択されるケースが多そうです。
North Americaプランの対象国・地域(カバレッジ)を確認。
選択プランと金額を確認。初回利用者用プロモーションコードを使用した状態です。
料金はクレジットカード払いになります。
eSIMのプランを有効化する手順
選択したプランを有効化するための手順を紹介します。
- 1. カスタムラベルを設定し、デフォルトラインに「主回線」を選択します。
- 2. モバイル通信プランをインストールし、モバイル通信プランをiPhoneに追加することができます。
- 3. 各モバイル通信プランの名称を選択します。
- 4. デフォルト回線を設定します。
- 5. Apple IDに関連付けられたiMessageとFaceTimeに使用するモバイル通信プランを選択します。
SIM情報書き込み後に設定画面からSIM情報を確認したところです。副回線に設定したeSIMの情報が確認できます。
まとめ
いかがでしたか? 画面の流れをご確認いただき、このような設定を長く感じるか、難しく感じるかはあなた次第です。
中立的な立場に立ってメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
eSIMメリット
- ・ 物理的なSIMカードが不要
- ・ アプリやオンラインでの申込みで手続きが完了(日本語対応されているので安心感があります)
※サービスによっては日本語対応していない場合があります。
eSIMのデメリット(向かない人)
- ・ スマホでの各種登録及び情報入力が煩わしい人
- ・ SIM情報の書き込みや回線選択などが必要のため細かい設定が苦手な人
- ・ Dual SIM対応機種のみのため使える機種が限定的
このあたりについては、デジタルリテラシーに応じてメリットにも、デメリットにもなるため一概に言い切れるものではなく、あくまで参考情報としてご理解いただければと思います。もしこの記事をご覧になって「難しい」と感じる方は別の手段を選択した方が良いかもしれません。
手続きや利用操作を含めた総合的な簡便性では、携帯電話会社のローミング、次にWi-Fiルーターレンタルの順で検討されることをおすすめします。
次回は、渡航先で使用実感をご紹介します。
eSIM体験記 vol2 ~使用編 in ハワイ~ はこちら
【参考】eSIMでデュアルSIMを活用する:https://support.apple.com/ja-jp/HT209044
※本記事に記載の内容は2019年12月現在の内容です。
※「旅のひと匙編集部」の使用実感に基いて記述しています。