Wi-Fiルーターを借りる前に知っておきたい
〜レンタルWi-Fiのおトクな使い方〜

レンタルWi-Fiルーターの「メリット」

1.複数人で旅行する際は、シェアして使えば料金がおさえられる

たとえば2人旅やグループ旅行の際にWi-Fiルーターをシェアして料金も割り勘にすれば、おトクに使うことができます。Wi-Fiルーター1台に接続できる台数は、会社やプランによって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

2.PCでも使える

Wi-Fiルーターが1台あれば、スマホやタブレットだけでなく、PCでもネットに接続できます。外出中はスマホで、ホテルではPCでといった使い分けも簡単です。

3.日本国内でレンタル手続きが完了

レンタルの申し込みは、国内でインターネットで行えます。海外での手続きがないので、語学が苦手でも安心です。

レンタルWi-Fiルーターの「デメリット」

1.複数人で利用するとデータ量制限（FUP）を受ける可能性が高くなる

詳細は後述しますが、多くのプランに１日当たりのデータ量が定められているため、複数人で使えば使うほどデータ量上限に達しやすくなります。

2.複数人で旅行し別行動する際に不便

Wi-Fiルーターは、一定の範囲内でのみ接続ができます。複数人での旅行中に別行動する際には、ルーターが1台だと、ルーターを持ち運びする人しか使用できません。

3.一人旅だと割り勘ができない

複数人で割り勘をすることができない一人旅の場合は、データローミングや海外SIMカードなどのほうが割安になることもあります。

4.出発日・帰国日の移動中もレンタル料が発生

日本で受取と返却を行うレンタルWi-Fiルーターは、日本出発が夜で翌朝に目的地に着いた場合など、出発日にまったく使わなかったとしても1日分のレンタル料が発生します。帰国する際も同様です。

レンタルWi-Fiルーターの「注意点」

1.通信料のほか、手数料・保険料などがかかる

Wi-Fiルーターをレンタルする際は、通信料のほかに受渡手数料や保険料など、別途料金がかかります。データローミングなどと料金比較する際には、手数料や保険料を含んだ合計料金で比較した方が良いです。

2.データ量制限(Fair Usage Policy（FUP））を受ける可能性がある

レンタルWi-Fiルーターは、現地通信事業者のSIMが内蔵されているケースが多く、現地通信事業者の「Fair Usage Policy（FUP）」というルールに則って過度な通信を行うと利用制限や利用中断をされる場合があります。「1日当たりのデータ使用量」という項目があるのはこのためです。
主要レンタルWi-Fiルーター事業者のHPには以下のような記載があります。

イモトのWi－Fi

「Fair Usage Policy」、通称FUPとは、電波の公正利用を目的とした施策であり、基準値を超過した場合、ご利用量超過（または超過になる可能性）による通信制限のことでございます。
こちらの制限に抵触した場合、回線の停止や速度が遅くなりますが、原則として渡航期間中に復旧させることはできかねますので、あらかじめご了承ください。

GLOBAL Wi-Fi

1. 1. すべての方に公平公正な通信の利用を提供するため、ご利用となる地域の通信事業者による政策または当社の判断により、申込者あるいは利用者が次の各号のいずれかに該当する場合、通信の停止または利用制限を行う場合があります。
   ただし、利用契約において特段の定めがある場合はこの限りではありません。

   1. （１）通信量に関わらず、動画ストリーミング・オンラインゲーム・OS/ソフトウェア/アプリのオンラインダウンロードやアップデート、VOIP・FTP等負担の大きな通信により当社または現地通信事業者の通信回線に過剰な負荷が生じたとき
   2. （２）その他、当社または現地通信事業者が合理的な事由により通信の停止または利用制限が必要であると判断したとき

2. 2. 前項各号のような通信利用の中断や制限が発生した場合、申込者の指定した利用期間中は通信不通のままとなることがあります。
   その場合でも、当社は一切の責を負わないものとし、料金の返金は行わないものとします。

   レンタルWi-Fiルーターを選択する場合はこの点を理解することをお勧めします。