eSIMとは?eSIMの概要および基本情報についてのご紹介(後半)
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海外でeSIMを利用するにはどうしたらいいの?
海外でeSIMを利用する場合、渡航先のeSIM用通信サービス提供事業者を探し、オンラインで申し込みを行う必要があります。現地の通信会社等が、その国で使えるeSIM用サービスを提供する場合と、一つのグローバル事業者が、世界各国で使えるeSIMサービスを提供している場合があります。
現地の通信事業者の場合、短期利用または在住者でないと、使えない等の制限があるところもあります。その点、世界各国で使えるeSIMサービスを提供している事業者(以下、グローバルeSIM事業者)の場合、日本語サイトも用意してあるなど、日本人渡航者向けであることがわかりやすいので、おすすめです。
グローバルeSIM事業者は、主にデータプラン専用サービス(音声通信なし)を提供しています。LINE電話やSkype等は、データ通信で通話する仕組みなので、現地の携帯電話番号で通話がしたいというニーズがない限り、データプラン専用サービスのみでも、利用に支障がないとも考えられます。
以下は、グローバルeSIM事業者の例です。参考にしてみてくださいね。
・UBIGI:180以上の国と地域でプリペイドデータプランを提供
・GIGSKY:米国が中心
・airalo:190以上の国と地域のプリペイドデータプランを提供
・apple社より提供されているeSIMサービス提供通信事業者
海外でeSIMプランを利用する際、自分の携帯電話番号はどうなるの?
eSIMは副回線として契約ができるので、もともと契約のある国内の携帯電話番号はそのまま利用できます。eSIMプランを申し込むということは、新しい電話会社と契約・申し込みをするのと同じであるため、国内で使っている電話番号とは異なります。
ただ、海外でeSIMは副回線として利用することも可能であり、国内の携帯電話番号を持ちつつ、2つめの通信プランとして海外のeSIMプランを使うこともできるのです。一部のeSIM専用機種を除き、eSIM対応機種は、SIMカード用の物理的なスロットが1つと、eSIM機能が組み込まれています。
つまり、国内で使っている電話番号は、物理的なスロットに入ったSIMカードに書き込まれるので、海外旅行に行く場合だけ、eSIMの海外データプランを副回線として申し込むことができます。そうすることで、国内の電話番号はそのまま持ちつつ、海外では別の安価なデータプランを使うことができるのです。
eSIM対応機種は?
eSIMを使うには、eSIMが内蔵されたスマホでなければいけません。最近のスマホは、eSIMが内蔵された機種が増えていて、例えばiPhoneシリーズだと、iOS12.1以降を搭載したiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降であればeSIMが使えます。その他、Google Pixelシリーズの一部、OPPOA73、AQUOSsense4 Lite等、一部スマホもeSIMに対応しています。
ただし、国内通信キャリアから購入した機種は、SIMロックがかかっている場合があり、eSIMを利用するにはSIMロック解除をする必要がありますので、事前にご確認ください。
まとめ
後半では、eSIMの海外での利用方法などをご紹介しましたが、eSIMについてご理解いただけましたでしょうか。今回の記事を読んで、次回の海外渡航時にはeSIM使ってみたいと感じた方もいらっしゃるかもしれません。
自分には少しハードルが高そうと感じた方は、海外SIMカードやWi-Fi、海外ローミングサービスなど別の通信手段もありますので、海外渡航前にご自身にあった通信手段をよく調べてみていただくことをおすすめします。あなたの旅がより良いものになりますように。