海外データローミングの
基礎知識

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意外と知らない!?
海外データローミング利用時の注意事項

データローミングを活用すれば、海外でもいつものスマホを使って快適にデータ通信ができます。しかし、スムーズにデータ通信するためには、渡航前におさえるべきポイントがいくつかあります。

CONTENTS INDEX

海外データローミング利用時の注意事項【ポイント1】

まず1つ目のポイントは、渡航前に普段使っている機種が渡航先で使えるかの確認が必要です。ご利用の機種によっては渡航先でデータローミングだけでなく電話やSMSも使えないことがあります。また、機種によっては利用できるデータローミングのプランが異なる場合もあります。例えば、ドコモのiモード機種の場合、「海外パケ・ホーダイ」は利用可能ですが、「パケットパック海外オプション」は利用できません。
このように、海外にいったら全く使えなかったということがないように、渡航前に必ず各キャリアのwebサイトでお使いの機種が渡航先で利用可能か確認することをお勧めします。各サイトでは渡航先での利用可否だけでなく、利用可能なデータローミングのプラン、通話やSMSの料金なども確認が可能です。サイトを見てもよくわからない場合は、各キャリアの窓口などに問い合わせるのも、ひとつの方法です。

各キャリアの機種・渡航先確認サイト

海外データローミング利用時の注意事項【ポイント2】

二つ目のポイントは、クルージングの旅や飛行機搭乗時の注意点です。

各キャリアには「船舶ローミング」や「航空機ローミング」が提供されており、ローミングサービスに付随する形で設定状況によって利用可能なサービスです。

「船舶ローミング」や「航空機ローミング」を利用すれば、地上にいるとき同様、通話やSMS、データ通信することが可能です。しかし、船上や飛行機の中でのローミング利用は「船舶ローミング」や「航空機ローミング」が適用されるため、データ定額サービスが適用されず、使った分だけ課金される重量課金となり、利用料金が割高になるので注意が必要です。特に、スマートフォンにはバックグラウンド通信というアプリ更新等自動で行われる便利な機能がありますが、勝手に通信が行われて身に覚えのない請求が来た、ということの原因になります。これを防ぐには、電源OFFや機内モードONでもOKですが、データローミングの設定をOFF※にするだけでもOKです。

※この場合、通話やSMSは通信が可能です。

最近、利用者が増えているクルージングでおススメの使い方があります。
それは、寄港地で陸上に上がった時のみ通話やデータローミングを利用するというものです。サービス対象国・地域であれば、好きなタイミングでデータ通信を利用することができるので、寄港地での滞在時間に合わせて使えるという利便性があります。

船上ではWi-Fiに対応していればWi-Fiを利用、寄港地で観光したときの写真を日本にいる友人・知人・家族にその場で報告、というような使い方ができるようになります。

ドコモの「パケットパック海外オプション」やauの「世界データ定額」を事前に申し込んでおけば、これらのサービスはスマホのデータローミング設定がONでも利用開始の操作をしなければ料金が発生しないので安心です。ドコモの「パケットパック海外オプション」なら国・地域によっては1時間単位で、auの「世界データ定額」では24時間単位で利用ができ、滞在時間にあわせてこれらのサービスを使えるので、旅行前に申し込んでおくと旅先でもスムーズに使えて便利です。

NTTドコモ「パケットパック海外オプション」

https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/ppko/

au「世界データ定額」

https://www.au.com/mobile/service/global/au-world-service/sekai-data/

パケットパック海外オプション

まとめ

いつも使っている機種が渡航先で使えるかどうか、意図しない料金が発生しないためにはどうすればいいかなど事前に確認しておけば、海外旅行をより快適に楽しむことができるはず。webサイトでの確認作業などは少々手間に感じるかもしれませんが、「現地で緊急時にネットにつながらない」「帰国後、身に覚えのない請求が来た」などの想定外の事態を避けるためにも、しっかり準備して楽しい海外旅行にしましょう。