海外データローミングの
基礎知識

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海外でローミングによる高額請求を発生させないために〜知っておきたい高額請求が発生しやすいケースと設定について〜

海外旅行に行って、高額請求されるという話をニュースなどで聞いたこともあるかと思います。そこで今回、旅のひと匙では、海外でローミングを行う際に高額請求が発生してしまう理由と、高額請求を防ぐための事前に確認すべきポイントと設定方法をご紹介します。

CONTENTS INDEX

高額請求が発生しやすいケースとは?

いつものスマホを海外でそのまま使える手軽で便利なデータローミングですが、設定方法や利用エリアの確認をせずに使って、高額請求が発生する場合もあります。なぜ高額請求が発生するのか、その主な例をご紹介します。

ケース①  
渡航先が定額サービス対象外だった

定額サービス対象外のエリアでデータ通信を行うと、使った分だけ料金が加算される従量課金が適用されます。

【従量課金のパケット通信料】

ドコモ:1.6円/KB(0.2円/パケット)
ソフトバンク:2円/1KB
au:1.6円/KB

1MB当たり1,600円かかる計算に(ドコモ・auの場合)

※2019年9月20日時点

※通信料については各社のWEBサイトでご確認ください。

最近人気のクルーズの旅ですが、船上でローミングを利用する場合、この定額サービス対象外になるため注意が必要です。
渡航前に渡航先が定額サービス対象かどうか事前確認することが重要なポイントです。

万が一、渡航前に確認できなくても、各キャリア、海外サービスのアプリで定額サービス対象エリアかどうか、現地到着後にSMSを送信しているので、送られてくるSMSの記載内容を確認すれば契約状況や定額対象エリアかどうか確認可能です。

ちなみにドコモの場合は、パケットパック海外オプションを契約し、現地で「海外利用アプリ」を立ち上げると定額サービス対象外のエリアでは赤い画面になり、警告色を強めたデザインで注意喚起をしています。

ケース②  
アプリの自動更新設定で気づかない間にデータ通信がされていた

スマートフォンにはアプリの自動更新という設定があり、これがONだと自分で通信をしなくても自動的にアプリの更新がされてしまいます。これが海外旅行先でも行われてしまうことで意図しないデータ通信料が発生してしまうことがあります。

これを防ぐにはまずはデータローミングの設定をOFFにすることです。

ドコモの海外パケホーダイ、auの海外ダブル定額、ソフトバンクの海外パケットしホーダイはデータローミングをONにするとデータ通信ができる状態になるため、海外のデータ定額サービスの契約状況を確認し、自動で通信がされないサービス(ドコモとauが対象)への契約申し込みを行うことをお勧めします。

ケース③  
日本と同じ感覚で通話をしてしまった

海外で気を付けるべきポイントは通話料金です。日本との最大の違いは「着信通話料」がかかること。最高額の部類に入るクルージング時などの船上での通話は、1分間の金額は以下のとおりです。

発信が650円/分(ドコモ・au・ソフトバンク)
着信が800円 /分(ドコモ・au)890円/分(ソフトバンク)

※2019年9月20日時点

※通信料については各社のWEBサイトでご確認ください。

発信は自ら発信している意識があるためコスト意識も発生しますが、着信はかかってきたのを受けたことになるのでコスト意識も薄くなりがちなため注意が必要です。クルーズの船上や飛行機の中では上記の料金がかかるため、機内モードにするのが最善策かもしれません。
どうしても通信の必要が出た場合はWi-Fi対応の船や飛行機であれば有料のWi-Fiを利用するか、まだテキストレベルのメールのやり取りであれば、ここまではコストがかさまないため、スマホの従量課金をあえて選択してテキストのメールのやり取りにするなど回避策も考えられます。

高額請求を回避するための設定

ここまで高額請求が発生する主なケースを説明してきました。しかし、自分の使い方にあったスマホの設定やサービスを使い分ければ海外でも安心して利用できます。

カメラや時計機能だけ使いたい場合:機内モードをONに設定する

海外では、スマホのカメラや時計機能だけを使えればいい。そんな場合、渡航中はずっと機内モードをONにしておきましょう。SNS・通話・データ通信は使えないので、料金は発生しません。ホテルなどの無料Wi-Fiだけ使いたい場合は、設定のWi-FiもONにしておくことで利用可能です。

通話・SMSだけ使いたい場合:データローミングをOFFに設定する

海外では、データ通信は使わず通話とSMSだけを使いたい。そんな場合は、データローミングをOFFにしておきましょう。この状態であれば、海外でデータ通信が行われないので、データ通信料金が課金されることがありません。

[設定方法]

iPhoneの場合
「設定」 → 「モバイルデータ通信」 → 「通信のオプション」 →「データローミング」をOFF
Androidの場合
「設定」 → 「接続」 → 「モバイルネットワーク」 → 「ローミング設定」 → 「データローミング」をOFF

インターネットを利用したい場合:各キャリアの海外定額サービスを利用する

各スマホキャリアでは、海外で安心してインターネットを利用できるよう定額サービスを提供しています。キャリアにより内容は異なりますが、それぞれ渡航中に定額でデータ通信が利用できます。

NTTドコモ「パケットパック海外オプション」
https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/ppko/

au「世界データ定額」
https://www.au.com/mobile/service/global/au-world-service/

ソフトバンク「アメリカ放題」
https://www.softbank.jp/mobile/service/global/overseas/america-hodai/

NTTドコモ「パケットパック海外オプション」、au「世界データ定額」については、データローミングがONの状態でも利用開始操作を行わなければ通信が発生しないため、高額請求の心配はありません。また、利用時間が終了するとデータ通信が自動的にストップします。

まとめ

海外でデータローミングを利用する際には、高額請求が発生するケースを理解し、事前に各キャリアのWEBサイトを確認しておくことが大切です。そのうえで、自分の利用方法に合った設定やサービスを使うことで、高額請求の心配をすることなく、海外でスマホを安心して利用できます。事前に申し込みが必要なサービスもあります渡航前にしっかりと確認して、海外でスマホを快適に活用しながら楽しい旅をお楽しみください。