withコロナ時代、スマホが海外渡航旅行の必需品になる!?
コロナ禍において最近では、ワクチン接種が着実に進んでいます。2021年9月28日現在、日本国内でのワクチン総接種回数は1億4600万回以上を突破し、総人口の63%以上の方が1回目のワクチン接種を終えたそうです。
こうした中、多くの方が思うことは、いつになったらコロナ前の生活に戻れるのか?いつになったら家族や友人と気兼ねなく対面し、楽しい時間が過ごせるのか。そして、海外渡航の機会が多かった方は、海外旅行や海外出張に行けるのはいつ頃になるのか、気になるのではないでしょうか。
海外渡航を検討している方は、各国・地域の渡航条件や現地の状況など調べたことがあり、ご存知の方も多いかと思います。日本から海外へ渡航する際は、各国・地域が定める条件や入国制限措置をクリアする必要があります。外務省の海外安全ホームページでは、海外渡航時の入国条件などの最新情報を入手することが可能です。新型コロナウイルスの流行状況により流動的な情報になるため、海外へ渡航する際は、常に正しい情報を確認することが必要になりそうです。
世界各国でワクチン接種が進む中、最近ニュースなどでよく取り上げられるのが「ワクチンパスポート」です。一部の国・地域では、政府・自治体指定のワクチン接種が証明できれば、隔離措置の免除、緩和といったケースもあるようです。先ほどご紹介した外務省のホームページには、各国・地域での隔離措置の条件を一覧で紹介しているページもあるので、確認が必要そうです。
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ワクチンパスポートって何?
ワクチンパスポートとは、海外渡航予定の方を対象に、新型コロナウイルスのワクチンを接種済みであることを公的に証明するものです。2021年7月26日から、各自治体にて申請・発行が開始されています。渡航予定の無い方の証明書もあり、「接種済証」および「接種記録書」と呼ばれ、日本国内でワクチン接種済みであることの証明書として、利用することが出来るようです。
ワクチンパスポートですが、現時点では書面での交付となっていますが、厚生労働省ホームページによると、海外渡航者向けのワクチンパスポートデジタル化が検討されています。また先日、日本国内での接種証明についても、年内を目途にデジタル化されることが発表されました。こちらは、スマホアプリを活用する電子証明書の発行になるとのことです。
デジタル版ワクチンパスポートの国際的な動向について
現時点では、日本におけるワクチンパスポートのデジタル化は検討中という状況ですが、日本に先がけて世界各国では、デジタル版ワクチンパスポートの導入が進んでいます。その中でも、世界の航空会社が加盟するIATA(国際航空運送協会)が提供するデジタルアプリ「IATAトラベルパス」は、このアプリを使ってワクチンの接種記録や、新型コロナウイルスの検査結果を管理することが可能になるようです。
IATAは、このトラベルパスが世界共通規格になるよう実用化を目指しています。日本国内の主要航空会社でも「IATAトラベルパス」の試験導入が開始されていて、アプリをダウンロードすることも可能です。ワクチンパスポートや陰性証明として、スマホのアプリを利用することで、搭乗手続や各国・地域に入国する際に、スムーズな手続きが可能となることで、各方面からも期待が寄せられています。
海外渡航者の立場としても、ただでさえ入国手続きの書類や旅行に関する書類も多い中、航空機への搭乗や、入国制限免除につながる大事な証明書を紙面で持っていく必要があるとなると、心配になる方も多いのではないでしょうか。その大事な証明書類が、日常の必需品ともいえるスマホで管理することができれば、紛失やうっかり忘れることもなく、安心して海外へ渡航することができそうです。
ただ、日本国内での手続きは、いつものように日本国内でのネットワークを使って、スマホからアプリを提示すれば問題ないですが、海外渡航時にインターネットにアクセスした状態でアプリを提示する場合、スマホでインターネット利用ができる準備をしておくと安心です。海外でのデータ通信利用では、各携帯電話会社が提供するローミングサービスのほかに、レンタルWi-Fiルーターや海外現地SIMカード、無料Wi-Fiなどがあります。渡航先でインターネットが使えると、ワクチンパスポートの提示以外の場面でも、調べ物をするときやSNSで写真をアップするなど、日本と同じように使えるようになるので、とても便利です。
まとめ
今回の記事では、ワクチンパスポートと最新の動向についてご紹介しました。ワクチンパスポートのデジタル化が進んでいることを踏まえると、新型コロナウイルスの流行が終息に向かい、海外渡航が復調される頃には、渡航時に忘れてはいけないものとして、まず、パスポート、次にスマホとなりそうです。
次の海外渡航がいつになるか未定の方が多いと思いますが、いまは準備期間として、各国の感染状況や入国条件の確認、そしてご自身にあった海外でのデータ通信方法を調べておくのはいかがでしょうか?
自分にあった通信手段を調べてみる